花便り最新5 2022.3. ~ 2023.4.
撮影日:2023. 4. 3.
1.アケビ(木通)
アケビが花を咲かせ、周辺に甘酸っぱい香りを振りまいている。
自然のカーテンでテラスを包み、訪問者を暑さから守っている。秋になり実を付けた時は花だよりで報告したい。
2.キジムシロ(雉筵)
毎年姿が小さくなり、このまま無くなってしまうのではと心配している。
小ぶりではあるが今年も何とか花を咲かせてくれた。
3.ミヤコワスレ(都忘)
ミヤコワスレはいつの間にかその姿を消してしまう。
今春は鮎田さんが自宅から持参ししづの里に植えてくれたので、青紫と白の素晴らしさ楽しませてくれている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2023. 3. 28.
1.イカリソウ(碇草)
しづの里には4種類のイカリソウが繁茂しているが、どの種も強精剤として古より利用されている。
花はもちろんだが、柔らかな葉は周辺を柔らかに包んでくれるので、しづの里には必須のアイテムである。
2.モミジイチゴ(紅葉苺)
林の中にひっそりと咲き秋には黄色の実をつけて楽しませてくれる。野趣あふれる姿で胡蝶の風景を彩っている。
3.スミレ(菫)
一口にスミレと言っても多種多様でありが、ここでは日本古来のスミレを意味する。
その花が大工が使う墨入れに似ているのでこの名が付いたと言われる。可憐な姿に似合わず強健で国内どこにでも住み着いている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2023. 3. 13. (第2弾)
1.里の春
菜の花、紅梅が咲き、春の空気がしづの里を包み始めた。
2.バイモ
春の茶花の代表格貝母が里のあちこちで咲いた。
黒百合の仲間であるこの種は独特な雰囲気を醸し出している。
3.ウグイスカグラ
鶯がこの植物の木陰で動いているのが、神楽を踊っているように見えるのでこの名が付いたと言われる。
花もよく見ると可愛いが、初夏につく赤い実は素晴らしく美しい。
写真・文 前原克彦
撮影日:2023. 3. 20.
1.ヒュウガミズキ(日向水木)
トサミズキ(土佐水木)に似るがその姿は小さく花も可憐である。
日向の国(宮崎県)が原産とされるがこれは誤りであり、原産は北陸の日本海側と言われる。
小型の水木なのでヒメミズキが訛ってヒュウガミズキになった言われている。
2.ハナダイコン(花大根) 別名:ショカツサイ(諸葛采)
中国原産で江戸時代に日本に渡来し野生化した。
諸葛孔明が戦の先々で種を播き兵士の食料としたという故事がある。
写真・文 前原克彦
撮影日:2023. 3. 13.
1.コブシ(辛夷)
コブシが咲くと田んぼの作業が始まり農作業の目安とされてきた。
しづの里はコブシが咲き甘酸っぱい香りに包まれている。
2.ミツマタ(三椏)
ミツマタの花が満開となった。沈丁花の仲間であり近づくと甘く強い香りが鼻を衝く。
昨年、強剪定したが見事に花をつけてくれた、その昔中国から渡来し野生化したと言われる。
写真・文 前原克彦
撮影日:2023. 3. 3.
1.ウメ(梅)
古代、朝鮮半島を経由して日本に伝わったと言われ、又一説には遣隋使がもたらしたとも言われる。
一部は野生化しているが、日本人に愛され古より詩歌にうたわれている。
今年は実が多くつく年なので、6月にはメンバーで山分け出来そうである。
2.マンサク(万作)
今年も「まんず咲く」マンサクが黄色の花をつけた。
花は細くて目立たないが、薬のような独特の香りがするので試してみると良い。
3.アセビ(馬酔木)
淡いピンクのアセビは人を引き付ける魅力がある。昨年までは「産土」の裏のブッシュの中にあったが、
胡蝶の入り口に植えられたので目立つようになった。
写真・文 前原克彦
撮影日:2023. 2. 27.
1.カンザキアヤメ(寒咲菖蒲)
例年は12月から咲き始めるが、今冬は2月になってから咲きだした。
常緑のこの種は寒さの中、貴重な緑を庭に提供している。
2.ミニアヤメ(矮性菖蒲)
前日(2月26日)は咲いて無かったのに、今日は小さな花を咲かせている。
アヤメは地中海で発生して世界に広がったそうだが、カンザキアヤメのような「変わり者」にも変化した。
写真・文 前原克彦
撮影日:2023. 2. 17.
1.フクジュソウ(福寿草)
春の到来をいち早く告げている。小さい黄色の花は人を勇気づける。
2.ミツマタ(三椏)
昨年、強剪定をしたので花が咲くかどうか心配したが、しっかりと蕾をつけてくれた。
今月末にはオレンジの花でしづの里を明るくしてくれる。沈丁花の仲間なので香りも素晴らしい。
写真・文 前原克彦
撮影日:2023. 2. 6.
1.スノードロップ
昨年の夏、「胡蝶」の庭づくりのためにスノードロップを移動したので、この冬は咲くかどうか心配したが、形は小さいがちゃんと咲いてくれた。
霜が降りる頃に実が完熟し柿色に染まる。しづの里の晩秋の景色には不可欠なアイテムである。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 10. 19.
1.シュウメイギク( 秋明菊)
シュウメイギク(白色)の第2弾。すっかい満開となり晩秋のしづの里を彩っている。
2.ホトトギス(杜鵑)
「鳴いて血を吐く杜鵑」花の文様がホトトギスの胸の様子に似ているのでこの名が付いた。
しづの里が気に入ってあちこちに勢力を伸ばしている。
3.ミズヒキ(水引)
花は小さくて目立たないが茶花としては重用される。
よく見るとしづの里の秋の風景をひっそりと演出している。
4.カキ(柿)品種名:富有柿
今年は当たり年で枝がしなるほどたくさんの実をつけた。
霜が降りる頃に実が完熟し柿色に染まる。しづの里の晩秋の景色には不可欠なアイテムである。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 10. 3.
1.キンモクセイ(金木犀)
今年は例年になく花が大きくその数が多いように感ずる。
何となく少年の頃を思い起こさせる香りである。
江戸時代に日本に渡来したと言われていて、三大香木の一つとして親しまれている。
2.キンモクセイ(金木犀)
6月初旬に刈り込んだので通常のものより遅れて穂が出る。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」とあるが、しづの里ではそんな気配は無い。
3.キンモクセイ(金木犀)
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 9. 29.
1.シュウメイギク(秋明菊) 別名:キブネギク(貴船菊)
シュウメイギクが咲き秋の訪れを告げている。菊と名が付いているがアネモネの仲間である。
艶やかなピンクと清楚な白が競演してしづの里の風景を彩っている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 9. 7.
1.タマスダレ(玉簾)
白い花を玉、きれいに並んだ葉を簾、その風情から玉簾と命名された。
ヒガンバナ科の有毒植物である、ノビルと間違えて食べる事故が多いので注意が必要。
2.抹茶カフェ(仮称)
だいぶ雰囲気が出てきた抹茶カフェ。
今月中には皆さんから寄せて頂いた名称が決まる予定である。
11月7日のオープンに向けて仕上げ作業が進んでいる。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 9. 3.
1.ムラサキシキブ(紫式部)
確実に秋はやってきている。
2.ワレモコウ(吾亦紅)
今年は花の数が少ないが存在感を出している。
3.アサガオ(朝顔)
アサガオ第二弾。
日が短くなってきたので、アサガオが多くの花を付けて産土の景色を彩っている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 8. 31.
1.ワタ(綿)
アオイの仲間であり、蕾はピンクだが開花するとクリーム白になる。一日花で夕方には萎んでしまう。
秋、果実が割れコットンボールが出来るが、このコットンボールが紡績され綿布として利用される。
繊維の短いものは布団等に綿として使われる。
2.ホーセンカ(鳳仙花)
「産土」裏のたい肥場が気に入ったのか、毎年元気に花をつけて秋の訪れを告げている。
「私に触らないで」「我慢できない」の花言葉の通り、実が黒く熟すと少し触っただけで弾けて種子が勢い良く飛び出す。ホーセンカの実を飛ばして遊んだ、幼少の頃を思い出す人が多いと思う。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 8. 27.
1.ユウガオ(夕顔)
今年はアサガオの隣にユウガオが植えられ、夕方6時頃に蕾が開き始め、7時には大きく花を開く。
アサガオ、ヒルガオ、ユウガオ、ヨルガオとカオのつく花があるが、ユウガオだけがウリ科であり、
他はヒルガオ科の植物である。
実は食用とされ、多くはかんぴょうとして利用されている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 8. 21.
1.アサガオ(朝顔)
アサガオは秋の季語。日が短くなると開花する。
佐倉歴史民俗博物館付属植物園で催されれる「伝統アサガオ展」は一見の価値がある。
しづの里のアサガオ、今年は巨大なアブラムシに食害され生育が遅れている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 7. 18.
1.カラスウリ(烏瓜)
辺りに夕闇が迫る頃、産土の玄関前では妖艶な花が咲きだす。
甘酸っぱい香りも充満し周辺を怪しく包む。
秋には実が付くが苦くて食用にはならないが、生薬として利用される。
2.オシロイバナ(白粉花)
フォー・オクロック・フラワーと呼ばれ、しづの里スタッフが解散した後しばらくするとこの花が開花する。
そんなに強くはないが、さわやかで甘い香りが魅力である。
3.ムクゲ(木槿)
夏の茶花の代表選手であるムクゲがしづの里の仲間に入った。
韓国の国花であり、丈夫で扱いやすく、親しみやすい花である。
ハイビスカスの仲間であるが寒さに強く、梅雨明けから秋までと花期も長い。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 6. 28.
1.ハンゲショウ(半夏生)別名:ハンゲショウ(半化粧)
夏の半夏の頃(7月初旬)、白い花が咲くとともに白い葉が姿を現す。
明るい日陰を好むが、しづの里が気に入ったらしく毎年その勢力を伸ばしている。
夏の一時、涼しげな姿は捨てがたい。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 6. 15.
1.オカトラノオ(丘虎の尾)
オカトラノオは桜草の仲間で、一つ一つの花を細かく見ると桜草に似て美しい。
今年も環境整備部で間引きをしたので、程よい距離に咲いていてその姿が麗しい。
2.アジサイ(紫陽花)
英名はハイドレンジャ、文字通り水の好きな植物。
最近は交配が進み様々な色や形のものが出現している。
この紫陽花は「産土」の向かいの民家に咲いている。
四季咲きのものも出回っているが、秋の乾燥期に花を付けても梅雨の頃のように美しくはない。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 6. 1.
1.カワラナデシコ(河原撫子)
何度も何度もトライしているが、カワラナデシコはここが気に入らないらしく消えてしまう。
今回は下山邸からやってきたが、気に入って居着いてくれるだろうか。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 5. 26.
1.バイカウツギ(梅花空木)
バイカウツギが咲き、周辺が甘酸っぱい香りに包まれている。
今年は剪定をしなかったので大柄な姿で咲いている。
2.ヒトリシズカ(一人静)
昨年は大株になり驚かされたが、今年はかなり小株になってしまった。
環境が気に入らなくて来年も来年も姿を見せてほしい。
今は花を終え、つぶらな実をつけている。
3.フタリシズカ(二人静)
栄養が良いのか「四人静」になっている。
ヒトリシズカと近縁だがどちらも薬用として用いられる。
今年は草丈が短いので心配している。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 5. 8.
1.ナニワイバラ(浪速茨)
中国原産で日本には江戸時代に到来し、浪速の商人が苗を販売したのでこの名がついた。
薬効が認められるので、試験的に産土の裏に植栽され、いずれはしづの里農園部の畑に定植の予定。
2.ヤグルマキク(矢車菊) 別名:ヤグルマソウ(矢車草)
産土の裏に数本着生したが、この数年で格段にその数を増やしている。
ユキノシタ科のヤグルマソウと区別するため、
現在はこのキク科の花は名をヤグルマキク(矢車菊)と統一されている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 5. 1.
1.麗江薔薇
この花形はピオニーライクと言い、シャクヤクのようなという意味である。
東洋的な美しさが特徴でしづの里の風景にも溶け込んでいる。
2.佐倉堀田邸ミステリーローズ
佐倉新町にある堀田家墓所でこのバラは発見された。
中国由来のバラで、100年ほど前にフランスで作出されたらしい。
麗江薔薇とは先祖を同じくすると思われる。
150年ほど前にハンガリーで作出された、という説もある。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 4. 30.
1.ヒメカンゾウ(姫萱草)
他の萱草より一足早く咲き、姿が小ぶりなので姫と名が付いた。
中国より渡来したと言われるが定かでは無い。
2.チョウジソウ(丁子草)
青く、楚々とした姿は捨てがたい。しかし、キョウチクトウの仲間で有毒である。
3.タツナミソウ(立浪草)
すこぶる小ぶりだが、花はまさに波が立ち上がるような姿をしている。
しづの里はあまり居心地が良くないようだが、環境整備部の努力によりその姿を見ることが出来る。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 4. 30.
1.イチハツ(一初)
アヤメの仲間で比較的早く咲くのでこの名が付いた。
中国原産で室町時代に日本に来たと言われている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 4. 19.
1.オキナグサ(翁草)
オキナグサが翁になった。花後の種に白く長い毛が伸び、翁の白髪に見立ててこの名が付いた。
その存在感には驚かされる。
2.ミヤコワスレ(都忘)
このミヤコワスレは鮎田家から早春にやってきた。
濃紺やピンクがあるが、変異を起こしいつの間にか色が薄れてしまうことが多い。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 4. 19.
1.エビネ(海老根)
心配なウィルス病にも罹らず順調にその数を増やしている。
春の山野草の代表選手らしい雰囲気で周辺を圧倒している。
2.ニリンソウ(二輪草)
昨年、会員の斎藤家から嫁入りした株が、しづの里が気に入ったのか小さな群落を作り出した。
今後も元気に育ってくれることを祈るばかりである。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 4. 13.
1.クマガイソウ(熊谷草)
花源平の合戦、熊谷直実と平敦盛の逸話はあまりにも有名である。
この逸話からクマガイソウと名が付いた日本の野生ランで、絶滅危惧種に指定されている。
この写真は水車小屋の脇で撮られたが、前の竹やぶでもクマガイソウが増殖している。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 4. 6.
1.オキナグサ(翁草)別名:ハクトウソウ(白頭草)
日本原産のキンポーゲ科の植物。この花が咲くと周辺の空気が変わるほど独特の雰囲気を持っている。
花後の種子に髭状の白い毛が生え、その姿が翁のように見えるのでこの名が付いた。
2.スミレ(菫)
スミレ科スミレ属を総称してスミレと呼ぶが、ここでは日本原産の野草である「菫」を指す。
可憐でか弱そうに見えるが大変丈夫であちこちに繁茂している。
しづの里でもその数をずいぶんと増やしている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 4. 6.
1.オキナグサ(翁草) 別名:ハクトウソウ(白頭草)
日本原産のキンポーゲ科の植物。この花が咲くと周辺の空気が変わるほど独特の雰囲気を持っている。
花後の種子に髭状の白い毛が生え、その姿が翁のように見えるのでこの名が付いた。
2.スミレ(菫)
スミレ科スミレ属を総称してスミレと呼ぶが、ここでは日本原産の野草である「菫」を指す。
可憐でか弱そうに見えるが大変丈夫であちこちに繁茂している。しづの里でもその数をずいぶんと増やしている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 3. 28.
1.キジムシロ(雉筵)
雉が羽を休める筵のように、平べったくなるのでこの名が付いた。
太陽光が強くないと開花しないので撮影のチャンスが少ない。
2.春
花々が一斉に開花ししづの里は春爛漫
3.路地
春の路地は元気の出る黄色の花が多い。
この環境が気に入ったらしく二輪草が増えているので、もう少しすると可憐な花を楽しめる。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 3. 28.
1.ウグイスカグラ(鶯神楽)
小さな花なので目立たないが、ルビーのような真っ赤な実が付くと思うと愛おしい。
名の由来はいろいろあるが、鶯が実を啄む姿が神楽を踊るようだという説がある。
2.サクラソウ(桜草)
最近、鮎田邸からしづの里にやってきて周辺を和ませている。
プリムラというぐらいで早春に開花するが、しづの里は環境が合わないらしく絶えてしまう。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 3. 24.
1.バイモ(貝母) 別名:アミガサユリ(編笠百合)
薬用植物として中国から日本に入った、地下の鱗茎が使用される。
その鱗茎が貝に似ているのでこの名が付いたらしい。茶花として珍重される。
2.シュンラン(春蘭) 別名:ジジババ(爺婆)
ジジババと呼ばれるぐらい、以前は周辺でよく見られた日本を代表する野生ラン。
地味で目立たないが、近づいてみると大変魅力的である。
3.ヒュウガミズキ(日向水木) 別名:ヒメミズキ(姫水木)
日向の国が原産と言われるが、実際は北陸の日本海沿岸に自生している。
しづの里ではその花、若葉、黄葉で訪問者を楽しませている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 3. 21.
1.カンザキアヤメ(寒咲菖蒲) 別名:カンアヤメ(寒菖蒲)
読んで字のごとく冬季に開花する珍しいアヤメである。 常緑であるのもアヤメとしては珍しい。
例年は1月から開花するが今年はだいぶ遅れている。
2.アセビ(馬酔木) 別名:アシビ
馬が酔う木と書いてアセビ。
神経系の毒があり、馬がうっかり食べると酔ったようにふらふらするのでこの名が付いた。
鈴のような白とピンクの花を付け、成長が遅いので、昔から庭木として珍重されてきた。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 3. 19.
1.コブシ(辛夷) 別名:ウチザクラ(田打桜)
今年も見事に白い花を付けた。枝も花も爽やかなフルーツの香りがする。
秋につける実が握りこぶしに似ていることからこの名が付いた。
残念な便り
夏は木陰を作り「産土」を優しく包み、葉は腐葉土となって
「しづの里」の花々を育ててくれた、裏の大木が二本切り倒された。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 3. 16.
1.Spring has come to Shiduno-sato.
里の春。水車小屋も静かに春を喜んでいる。
2.ウメ(梅)
その昔(奈良時代以前?)、朝鮮半島を経て中国から渡来したと言われ、万葉集にも数多く詠まれている。
この種は実を多くつけるが、淡いピンクの花を咲かせて人を魅了している。
3.ミツマタ(三椏)
元気の出るアプリコット色の花と、甘い香りを周辺に振りまき春を告げている。
中国から伝来し、日本で野生化したと言われている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 3. 11.
1.ミニアイリス(矮性菖蒲)
今年もひっそりと開花した。小さいので見逃されることが多いが、よく見ると大変魅力的な花姿である。
小さなアヤメを総称してミニアヤメと呼ぶが、この種はコーカサス原産の野生種の園芸種と思われる。
写真・文 前原克彦
撮影日:2022. 3. 1.
1.フクジュソウ(福寿草)
福を寿ぐ花、今年も元気をもらえる黄色の花を咲かせた。
急激には広がらないが、今年も一輪花の数を増やしてくれた。
2.マンサク(万作・満作)
こちらも春一番に元気の出る黄色の花を咲かせ、人々を楽しませてくれる。
まんず一番に咲くのでこの名が付いた、という説が有力である。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021.9.29.
1.カラスウリ(烏瓜)
夏の夜に咲く、レースのような白い神秘的は花からは想像できないような赤い実が付きました。
この実は非常に苦くカラスも食べないため、冬遅くまで残っているのでカラスの食べ残した瓜で
「烏瓜」と名が付いた。
2.エンメイラク(延命楽)別名:もってのほか(もっての外)
山形では「もってのほか」と呼ばれ県の特産である。
皇室のご紋である菊を食べるのはもってのほか、又、もってのほかおいしいのでこの名が付いたという説がある。
奈良時代に中国より薬用として渡来した。キク科の植物は薬用として広範囲に利用されている。
数ある食用菊の中でもこの種は一番美味いと言われている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021.9.18.
1.シュウメイギク(秀明菊)別名:別名:キブネギク(貴船菊)
キクと名前が付くが、キクの仲間ではなくアネモネの仲間である。
その昔中国より渡来したが、京都の貴船で野生化したのでこの名がついた。秋を代表する優雅な花である。
2.ホトトギス(杜鵑)
「泣いて血を吐く杜鵑」この杜鵑の腹に現れる斑点に似ていることからこの名が付いた。
日本各地の山野に自生し、茶花としても利用される秋を代表する草花。
3.ケイトウ(鶏頭)
数年前、鶏の鶏冠のようなケイトウがしづの里で咲き、環境整備部がその種を播き続けているが、
似ても似つかない可愛い鶏頭が咲いている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021.9.14.
1.ヒガンバナ(彼岸花)別名:マンジュシャゲ(曼殊沙華)
今年もヒガンバナの季節がやってきた、律儀にもちゃんと咲く時期を守っている。
中国では最も縁起の良い花として扱われているが、日本でも最近は観賞用として栽培されるようになった。
2.ミズヒキ(水引)
こちらも縁起の良い名の植物。非常に丈夫で蔓延って困ることもあるが、
秋の風情を醸しだしてくれるので捨てがたい。
3.シュウカイドウ(秋海棠)
2度目のお目見え。元気に「しづの里」の秋を演出してくれている。
江戸時代に中国より渡来し日本各地で野生化している。
春に咲くカイドウに似た色の花を秋咲かすので「秋海棠」と名が付いた。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021.9.7.
1.初秋2題
しづの里に秋の気配が。
2.ムラサキシキブ(紫式部)
本種はコムラサキ(小紫)又はコシキブ(小式部)が正しい。
日本の山野に自生し、秋の訪れを告げている。
3.ワレモコウ(吾亦紅・吾木香)別名:ダンゴバナ(団子花)
名前の由来は諸説ありはっきりしない。中国より渡来した説と日本原産いう説もあるが、
良時代には日本に存在していた。
根が漢方や化粧品の材料として利用され、秋の草として日本人に古より愛されている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021.8.18.
1.アサガオ
アサガオが勢いを増して咲き、しづの里の朝が賑やかである。
アサガオの季語は秋、日照時間が短くなると花をつける短日花である。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021.8.18.
1.ケイトウ(鶏頭)
熱帯アジア原産で学名は「燃え盛る炎」である。鶏のトサカに似ることからこの名が付いた。
数年前、山田氏より巨大な鶏頭の花をしづの里に寄贈され、環境整備部がその品種の種を採取して播いているが、いまだに当時の巨大な鶏頭を見ることは出来ない。
2.ワタ(綿)
紛らわしいが、夏にワタ(綿)の花が咲き秋に実がつき、中から白い繊維が出るとその姿が花に似ているので綿花と呼ばれる。
アオイ科の植物で花は美しく、オクラのそれと似ている。秋には綿花を収穫していわゆるコットンを作る。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021.8.18.
1.ホウセンカ(鳳仙花) 別名:ツマクレナイ(爪紅)
中国の想像の鳥である鳳凰が羽を広げた形に似ていることからこの名がついた。
日本には15世紀に中国より渡来した。秋になり実が熟すと実が飛び散るので、花言葉は「私に触らないで」。
2.タマスダレ(玉簾)
花を玉、葉を簾に見立てて「玉簾」、明治初期南米から渡来した。
ここ数日涼しくて雨が降ったので早めに開花した。姿は可憐だが全草有毒なので注意が必要である。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021.7.25.
1.カラスウリ(烏瓜)
日が落ちると怪しい雰囲気の花が咲く。香りも強くなり一段と怪しくなる。
秋に愛らしい実が付く花とは想像がつかない。
2.オシロイバナ(白粉花) 別名:ユウゲショウ(夕化粧)
夏の日、4時を過ぎると花を開く。日が落ちると香りが増し、周辺は甘い香りに包まれる。
夕方のしづの里は賑やかになる。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021.7.19.
1.朝顔 第二弾
梅雨が明けアサガオが本領を発揮している。
お客様が来る頃には花は閉じるが、緑のカーテンとしてその役割を果たしている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021.7.8.
1.シュウカイドウ(秋海棠)
日本在来と思われているが、江戸時代の初期に中国より渡来した。
しづの里にはこの3月にやってきたが、場所が気に入ったのかすこぶる元気に花を咲かせている。
春咲く海棠の花に似ていることからこの名が付いた。
2.ムラサキシキブ(紫式部)別名:コムラサキ(小紫)
秋の紫の実は目につくが、夏の薄い小さな紫の花は秋の実を想像させてくれる。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021.7.8.
1.ヤバネススキ(矢羽根薄) 別名: タカノハススキ(鷹羽薄)
弓矢の矢に似ていることからこの名がついた。
別名の鷹羽薄も矢が鷹の羽に似ていることからこの名が付いた。
夏は涼しげに、秋は詫びた風情を醸している。
2.ツルウメモドキ(蔓梅擬き)
井戸の屋根を貫き、自由奔放に蔓を伸ばしている。
自由な姿がしづの里の景色を柔らなものにしている。
秋とは違う生き生きとした姿が美しい。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021.6.27.
1.ヤブカンゾウ(藪萱草)
7月8月と開花するが、裏にある為皆の目に触れることが少ない。
ノカンゾウと似ているが、ヤブカンゾウは一重でノカンゾウは八重。
新芽は食用であり、根は生薬として利用される。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021.6.28.
1.アサガオ(朝顔)
屋根のかけられた下のテラスに、夏の西日除けとして植えられたアサガオ。
梅雨が明けたら気持ち良い日影を作ってくれるであろう。
2.ギボウシ(擬宝珠)
葉を観賞する植物だが、花も捨てたものではない。よく見ると繊細でかわいい。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021.6.21.
1.オミナエシ(女郎花)
筆者は勝手に「上臈花」と解釈している。
日当たりの良い草地に繁殖するがその数は減りつつある。
秋の七草のひとつだが6月から9月までと開花期間は長い。
根を乾燥させ煎じて生薬として利用される。
2.ハンゲショウ(半夏生)又は(半化粧)
6月下旬から7月上旬の半夏生の頃白い花穂を付け、その下の葉が半分くらい白くなるので
この名が付いたという説が一番有力である。
湿潤な地を好み、明るい半日影を好んで繁殖する。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021.6.7.
1.ホタルブクロ(蛍袋)
白、赤紫、淡いピンクのホタルブクロが咲き、山里の雰囲気を醸し出している。
赤紫と白が交雑して淡いピンクの種が柔らかな味を演出している。
丈夫な野草であちこちに勢力を伸ばしている。
その昔、子供たちが袋状の花に蛍を入れて楽しんだので、この名が付いたという説がある。
2.オカトラノオ(丘虎の尾)
トラノオというと観葉植物のサンスベリアを連想するが、本種はオカトラノオである。
サクラソウ科の植物であり一つ一つの花は桜草のように愛らしい。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021. 5. 24.
1.シモツケ(下野)
下野の国で発見されたのでこの名がついた。
丈夫であるが鹿の食害により絶滅危惧種に指定されている県もある。
2.キョウガノコ(京鹿の子)
日本原産でシモツケソウの改良種と思われ半日影を好む。
和風や自然風の庭に合い、古くから日本で栽培されている。
写真・文 前原克彦
撮影日:2021. 5. 15.
1.バイカウツギ(梅花空木)
水車小屋周辺が甘酸っぱい香りに包まれている、バイカウツギが咲きだした。
一昨年の台風で倒され昨年は瀕死の状況であったが、今年は復活してくれた。
花の底にうっすらとピンクを帯びた姿が愛らしい。
2.新緑のしづの里
3週間も早く梅雨入りした関東地方だが、しづの里は新緑に包まれ生気を帯びている。
写真・文 前原克彦